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148.三省堂書店札幌店

北海道営業、2軒目に訪れたのは、三省堂書店札幌店。
こちらは、JRタワー札幌ステラプレイスというビルの中にある。通路代わりに行き来する人もいるので、とにかく人が多い。
そのためだろうか、この店ではインデックスがとても大きくて、見やすい。インデックスというのが正しい業界用語かはわからないが、つまりは案内板。「日本文学」とか「NHKテキスト」とか、売り場に何が置いてあるかを示すものだ。どの書店でも、インデックスには工夫しているが、この店ほど大きく、いたるところに展示している店はちょっと記憶にない。
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「店が広いので、とにかく見やすいことを心掛けています」
と、語る水口由紀さん。
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水口さんは北海道出身だが、この店の前は三省堂書店そごう千葉店にいた。それ以前には有楽町店にいたこともある。
しかし、
「札幌に帰って来れて、ほっとした」
と言う。札幌はコンパクトに都会の機能がまとまっている。それでいて自然環境にも恵まれているので、生活がしやすい。満員電車もない。
書店の売り場の傾向としては「東京から一週間後くらいに流行がくる」
とのこと。北海道民は地元好きで、地元本もよく売れる。歴史が新しいので県民性はおおらか。他の県に対抗意識がないという。

さて、この店の大きな特徴としては、商業施設の中にあり、7階に映画館があるので、小説原作がよく売れる。そのため入口に近いところにモニターを置き、映画の予告編などを流している。その周りに関連書籍を置いている。
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それに、この店には20代の若い女性が多い。お洋服を買うついでに、本屋に立ち寄るという人も多いそうだ。なので、目立つところに若い女性に特化したフェア台を作っている。並べてあるのは「大好きな人のど本命になるLOVEルール」「夢が現実になる未来手帳」といった実用書から「私は私のままで生きることにした」「『恋愛地獄』『婚活疲れ』とはもうサヨナラ! 最後の恋を”最高の結婚”にする魔法のメス力」などのエッセイ、「無人駅で君を待っている」といった小説まで、ジャンルくくりではないが、なんとなくそこにカラーがある。どんなお客さまを想定しているか、はっきりわかる棚だ。
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「SNS時代になって、ヒットが生まれる場所が増えました。発信ツールが多いので、どこで何が人気があるのか、チェックするのは大変です」
確かに、ツイッターやブログ、インスタだけでなく、ユーチューブなども無視できない力を持つ。水口さんは、かつて有楽町店ではビジネス書担当だったので、ビジネス書を読んでいた。いまは、SNSをチェックすることが仕事の一環である。そうして、そこで得た知識を売り場に反映させているのだ。
「たいへんだけど、刺激があって楽しいですね」
そうした努力が、ほかには真似できない売り場を作る原動力になっている。



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