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No,123 さわや書店 上盛岡店

さて、西日本新聞の方に誘われ、大船渡に行くことになった。 Pb250308_2
それに合流する前日に、盛岡へと行く。
どうせ岩手に行くのであれば、大好きな盛岡に行って来ようと思ったのだ。盛岡には二回行って、すっかり気に入ったのに、まだちゃんと街を見ていない。雑誌「てくり」で見た光原社に行きたかったり、丸善仙台の鈴木さんに薦められたコッペパンを食べたかったり。そんなことを思って盛岡に泊まる事にしたけど、やっぱり行く直前に予定を変更、宮古にまた行くことにしたので、結局、街中はあまり見られませんでしたけれども。

で、ともあれ、さわや書店上盛岡店に行きました。その、店に行ったというより、本店から異動Pb250310_2 になった松本大介さんに会いに行ったのだった。今回は大船渡行きがメインなのでそれほどガツガツ営業するつもりはなく、会いたい人に会えればいいくらいのゆるい心構えだ。
さわや書店と言えば、以前にもブログに書いた駅前商店街の中にある本店、そして盛岡駅の駅ビルにあるフェザン店が有名だが、ここは駅からタクシーで10分ほど行った所にあり、市内ではあるが郊外店の位置づけになる。広さは三百坪弱。本店やフェザン店に比べると通路も広く、ゆったりとした雰囲気である。平台も楕円形をしていたりして、広々としている。 Pb250313_2 平日は年配の男性客、土日はファミリー層が多い。また、近くに本屋とは相性のいい総合病院があるため、その患者や見舞い客も多く訪れるそうだ。

そうしたことから、目につくのは郊外店に多い実用書や雑誌、アイドル本、歴史や時代小説の類だったりするが、男性向けのコミックやライトノベルの充実ぶりが目立つ。郊外店というよりコミック専門店に近い匂いがある。コミックをレーベルごとに仕分けし、一冊ごとに発売日を表示するというあたりPb250316_3 に、小さな工夫も見られる。以前、ここで働いていた男性スタッフのこだわりの表れだそうで、そうしたことも男性客が多い理由なのかもしれない。

文芸の棚をじっと見ていたら、松本さんに「ここは普通の棚ですよ」と謙遜されたが、中には手描きイラストつきの大きなポップがあったり、「団志が死んだ」コーナーがあったり、ちゃんとスタッフの工夫も見 られる。
ただ、誤解を恐れずに言えば、それがまだそれぞれのコーナーのスタッフのこだわりに留まっPb250319 ている感じがして、店全体の統一感になっていないのが、この店の課題というか、伸びしろの部分なのではないだろうか。いまでも、それなりに感じのいいお店ではあるが、もっとよくなる気がする。

私が訪れた時は、松本さんがここに異動して来てまだ2週間足らずの頃。ずっと本店勤務 だった松本さんは、
「まだ客層を見ている段階です。どんな感じか探りつつ、これから自分なりのやり方を出して行きたい」
と言う。そもそも「雑誌とコミックの店」であるこの店に、文芸に強い松本さんが呼ばれたのは、文庫・文芸を上げてほしい、という会社の思惑があったのではないだろうか。少なくとも、松本さん本人はそれが使命だと思って頑張ろうとしている。
異動してきたばかりでお忙しい松本さんとはあまり話をする時間がなかったが、Pb250317
「もうちょっと時間が経ってから、この店をまた見て下さい」
と、言われた。
よっしゃー!
半年後か1年後か、また必ず来るよ。盛岡観光しそこねてるし。
その時、松本イズムがどんな形で表れているか、楽しみにしているよ。
と、勝手に心の中で挑戦状を突きつけて、店を出た。

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