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No1:オリオン書房ノルテ店(東京都立川市)

Img_0244_6 記念すべき1軒目は、立川のオリオン書房ノルテ店。
私的には最初はここしかない、と思っていた。
というのは、ここは2作目の「ブックストア・ウォーズ」を書いた時、版元の新潮社さんの計らいで、研修をさせていただいたお店なのだ。石黒店長じきじきに接客の仕方を教わり、当時は文芸書担当だったカリスマ書店員白川さんに、仕事全般ご指導いただいた。その3日間があったから、書店の仕事の詳細をリアルに描けたのだと思っている。
研修が終わった後も、何度もイベントに訪れているし、私には思いいれの深い書店なのだ。ちなみに、ノルテ店のイベント参加回数で、私は2番目らしい。最多参加者は業界でも有名な書店イベントフォロアー、青月にじむさんだ。

Img_0248_3 立川駅から歩いて3分。
駅の出口からそのまま続く歩道の先、1階にHMVが入っているビルの2階にこの店はある。
ここのいいところは、ワンフロアで、800坪もあるということ。いやー、壮観ですよ。目に入るすべてが本。思わず胸が高鳴りますね。蔵書は50万冊だそうで、ここにくれば、たいていの本は見つけられると思います。通路もゆったりとってあるから、ベビーカーできても大丈夫。併設されているカフェではお茶を飲みながらの読書も可能だし、この店で2時間や3時間はラクに潰せそうです。

Img_0256 文芸担当は、入社して間もない辻内千織さん。辻内さんに、いくつか質問をしてみました。
1.ここにこだわっています、という棚は?
断筆宣言された豊島ミホさんが好きなので、こそっと集めてさよならフェアをしています。いつか戻ってきてほしいという願いをこめて。

Img_0254_2 2.接客して嬉しかったことは?
ほかの書店員ではなく、わざわざ私のところに問い合わせにきてくださる方がいるんですよ。中には名前もちゃんと覚えてくださっている方もいて。そういう方にお会いすると、ほんとに嬉しいですね。
3.仕事で、これはうまくいった、ということがあれば。
うーん、まだこれからなので‥‥。教えていただくことが多いです。今は、初めてのイベントを仕掛けているところです。『ami』の刊行を記念して平岡あみさんと宇野亜喜良さん、穂村弘さんをお迎えしてのトークイベントを2月7日に行います。このイベントは、もともとは穂村弘さんとお会いできないかな、と思ったことがきっかけなのですが、白川さんやほかのみなさんの協力を得て、実現することになりました。今はそれを成功させたいと思っています。
Img_0251_2 4.印象に残る営業マンは?
白水社の岩野さんです。いつも素敵なネクタイとシャツをお召しになっていて。素敵といってもキティちゃんのネクタイとか、ユニークなと言う意味の素敵なんですけど(笑)。外見のインパクトだけでなく、仕事でも細かいところまできちんとフォローしてくださる方なんです。別名でブログをやっていらっしゃって、そちらもいろいろ参考になります。
5.ノルテ店以外で思いいれのある書店は?
学生時代、よく通っていた吉祥寺リブロですね。ここの児童書売り場がこじんまりして、とても好きでした。
6.書店員になって、よかったことは?
本をたくさん見られることでしょうか。学生時代、書店でアルバイトをしていたんですが、一度、辞めたんです。そうしたら、毎日変わる文庫の面を見られないのが寂しくて。それで結局、本屋に就職してしまいました。
7.これからやってみたいことは?
伊坂幸太郎さんのトークイベントですね。あの方はなかなかイベントにはご出演なさらないけれど、できれば。誰か、伊坂さんが断ることができないような方をいっしょにセッティングしたら、出ていただけないでしょうか。

隣には上司で先輩の白川さんが同席されていたせいか、それとも取材が始めてなのか、緊張気味だった辻内さん。でも、こちらの質問も真面目に、誠実に答えてくださいました。その初々しさが、これからの書店営業100軒の道のりを明るく示しているようでほのぼのした気持ちになりました。

Img_0247 ところで、営業報告。そんな縁があるからか、私が営業に来ることが事前に知らされていたためか、ちゃんと平積みで拙著が置かれておりました。ありがたいことです。POPを2枚書かせていただいたので、それも合わせて飾ってくださるでしょう。
こうして、書店営業1軒め、無事終了。

オリオン書房ノルテ店HP
http://www.orionshobo.com/

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コメント

今日から「書店ガール」読み始めました。羽村市在住なので「オリオン書房立川店」は、大きい本屋さんに行きたいなという時に利用して居ます。「ペガサス書房」って名前を見た瞬間、「似ているな」と一旦本を閉じて携帯で思わず検索しました。まさかのビンゴで、残業で疲れて居た帰路が至福の楽しいひと時となりました(^^)

投稿: Diallo | 2018年9月21日 (金) 01時18分

ありがとうございます。お楽しみいただけますように。
ペガサス書房は、オリオン書房へのレスペクトからつけさせていただきました。
もっとも、人間関係的な部分は全部フィクションです。オリオン書房はもっと健全な店ですので、そこはお間違いなく

投稿: 碧野 圭 | 2018年9月21日 (金) 15時02分

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